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うなぎに魂を注ぐ生産者たちと、その舞台裏

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日本一のうなぎの町 大崎町で、うなぎにかける熱い思いを抱く人たちと、その舞台裏を紹介していきます。
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#地方創生

日本一のうなぎの町、うなぎにかける熱い思いとその舞台裏

鹿児島県・大崎町は九州最南端の大隅半島に位置し、約1万2,000人が暮らす自然豊かな町です。温暖な気候と肥沃な大地に育まれ、農畜産物が豊富に生産され、志布志湾では豊富な魚介類が水揚げされます。また、ゴミの分別にも力を入れ、資源リサイクル率で15回も日本一を達成している“環境にやさしい町”としても知られています。 そんな町の名産品はうなぎ。温暖な気候に加え、うなぎの稚魚(シラスウナギ)が豊富に獲れ、火山灰を含んだミネラル豊富な地下水がうなぎの養殖に最適な環境を提供しています。

大崎町のうなぎ文化を牽引する挑戦者【千歳鰻】

東九州自動車道「大崎インター」から県道512号線を経て、国道220号沿いに位置する「千歳鰻」。ここでは、うなぎの仕入れから捌き、焼き上げ、パック詰め、冷凍、出荷までを一貫体制で行い、一匹一匹丁寧に手焼きで仕上げた新鮮なうなぎを全国に届けています。今回は、大崎町のうなぎの魅力を広めるために奮闘する「千歳鰻」の上村さんにお話を伺いました。 うなぎの町なのに、町民がうなぎを食べられるお店がない上村さん: 大崎町は「うなぎの町」として知られていますが、町内でうなぎを食べられるお店は