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”しっとり甘い”糖度50度以上の天然スイーツ「干し芋」甘さの裏にあるこだわり【コーセン】
鹿児島県が誇る農作物といえば、全国トップの生産量を誇るサツマイモ。その中でも、大隅半島の温暖な気候と火山灰土壌が育む「紅はるか」は、濃厚な甘さと滑らかな口当たりが特徴です。この「紅はるか」を使い、株式会社コーセン(以下「コーセン」)が手がける「干し芋」は、しっとりとした甘さから“天然のスイーツ”と称され、なんと糖度は50度以上。地元の楽天ふるさと納税でも「スイーツ・お菓子」部門で寄付額ナンバーワンを獲得。幅広い年代に支持され、リピーターを生み出しています。今回は、コーセン代表取締役の吉留竜太さんに「干し芋」作りへの想いとこだわりを伺いました。
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糖度は50度以上!紅はるかの極上「干し芋」
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吉留さん:私たちの「干し芋」は、甘さとしっとり感が特徴の「紅はるか」を使用しています。この品種は、干し芋や焼き芋に最適で、収穫後はすぐに加工せず、専用貯蔵庫でじっくり熟成させます。収穫直後の糖度は8度程度ですが、熟成させることで13度以上に引き上がり、最高の状態で加工を始めています。
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吉留さん:熟成を終えた「紅はるか」は、大型蒸し焼き機で30〜50分じっくり蒸します。この時間調整が、芋の甘さと食感を最大限に引き出すポイントです。蒸し上がった芋は、全て手作業で皮を剥きながら品質をチェックします。見た目や状態を一つずつ確認することで、最上級の干し芋に仕上げています。
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吉留さん:熟練職人によるスライス加工では、蒸し上がり直後の繊細な芋を1cm幅に均一にカット。乾燥工程では、12時間かけて水分量を調整し、しっとり感を保ちながら0.5cmの厚さに仕上げています。
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吉留さん:スライスした芋は専用の乾燥機に入れて、約12時間乾燥させます。しっとりとやわらかい食感になるよう水分量を細かく調整しています。
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170度の熱風で焼き上げる「焼き芋」
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吉留さん:「焼き芋」は、紅はるかのしっとり感と甘さを活かすため、170度の熱風で40〜60分かけて焼き上げています。ガスオーブンではなく熱風を使うことで、皮と果肉の間に焦げができず、苦味のない仕上がりになります。芋の大きさや時期によって焼き時間を調整し、その時々で最適な焼き加減を目指しています。
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地域愛が生むコーセンの循環型ビジネス
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コーセンでは、「干し芋」や「焼き芋」だけでなく、筍の加工品や天然葛粉を使ったスイーツも手がけています。製造過程で出る皮などの副産物も有効活用し、地域資源を循環させる仕組みを作り上げました。地元産食材を活かした商品づくりは、環境への配慮と地域貢献の両立を目指しています。
吉留さん:「干し芋」や「水煮筍」の製造過程では、1日100〜200キロの皮が発生しますが、これらを廃棄することなく、近隣の養豚業者に提供しています。この皮には食物繊維が豊富に含まれており、整腸作用が期待できるため、黒豚の飼料として再利用されています。この取り組みにより、食品廃棄物を削減するとともに、地域とのつながりを深めています。
私たちは、地元の資源を活用した商品作りを通じて、環境に配慮しながら地域の魅力を全国に届けたいと考えています。ふるさと納税を通じて、多くの方に大崎町を知っていただけるきっかけを提供できれば嬉しいです。これからもこうした取り組みを続けながら、新しい価値の創造に取り組んでいきます。
株式会社コーセン
・住 所:鹿児島県曽於郡大崎町永吉1111番地2号
・営業時間:平日 9:00~17:00
・電話番号:0994-76-1745